ネットワーク負荷テストが可能なフリーソフトウェアとして、Nanaとipefを紹介します。
私見ですけど、多くのエンジニアさんもネットワーク負荷テストといったら、このどちらかが頭に浮かぶと思ってます。
2つのソフトウェアの違い
ネットワーク負荷テストをするうえで、機能的な違いはほぼありません。
ただし、NanaはlinuxなどのWindows以外のOSに対応していないので、その場合はipefを使用します。
Nana | ipef | |
OS | Windows7/8/10 | Windows Android Apple iOS Ubuntu etc… |
インストール | フォルダ展開で使用可 | フォルダ展開で使用可 |
操作画面 | GUI | CLI |
スループット計測 | 可 (パソコンが2台必要) | 可 (パソコンが2台必要) |
ネットワークに負荷をかける | 可 (PC1台で可能) | 可 (PCが2台必要) |
TCP/UDP | 両方可能 | 両方可能 |
Windowsの場合、どちらを使うかは基本的に使用感の好みになります。
Nanaならグラフィカルな操作ができるし、ipefはコマンドラインなので慣れている方はこちらの方が使いやすいかもしれません。
ただ、ネットワークに負荷をかける場合はパソコン1台でネットワーク負荷を実行することができるNanaがおすすめ。
Nanaは、UDPであればパソコン1台でパケットを送出し、ネットワーク負荷を実行することが可能です。
一方、ipefはTCPでもUDPでもサーバーとクライアントが必要なので、パソコンが2台必要になります。
Nanaについて
Nanaはとある一般の方が開発・公開しているフリーソフトウェアです。ありがたいですね。
入手・使い方についてはリンク先で紹介していますので、興味あれば、ぜひご覧ください。
ipefについて
Iperf はネットワークパフォーマンスの測定とチューニングを行うためのツールである。
IperfはC言語で記述されたオープンソースソフトウェアであり、Linux、Unix、Windows(直接またはCygwin内[3]))を含む様々なプラットフォームで実行される。ソースコードが利用できるため、ユーザーは測定方法を精査することができる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/Iperf
ネットワーク負荷テストのツールとして、有名なツールだと思います。
オプションも豊富です。
ipefは下記サイトでダウンロード可能です。
使い方について、下記リンク先で紹介していますので、興味あれば、ご覧ください。
使ってみよう!
Nanaもipefもフリーソフトです。試しに使ってみて、好みの方を使うと良いです。
どちらが好みか、どんな場面でどちらを使えばいいか、実際に使えばなんとなくわかると思います。
なお、私個人としては、直感的な操作ができるNanaが好きです。(いらない情報)
以上です。